NANNCHATTENARSEMIMIの日記

母親としてまた娘としてそしてナースとして、、また一人の人間として様々なことを呟きます。

終末期について思うこと~私の視点から

ナースのマニアックなお話

 

看護師になり沢山の患者さんに関わらせて頂きました

治療をして治癒するだろう人

治療しても予後が良くない人や終末期

ある時期までどんな人にも同じように治療に関わってきました

ドクターの指示のもとに実施するものではあるけれど

肺炎や炎症所見、感染があれば抗生物質

貧血には輸血

アルブミン血症にはアルブミン製剤の投与

また浮腫のある人にはアルブミンを使用しながら利尿剤の投与

血圧が低ければ昇圧剤の投与

心電図モニターでワソラン

心停止を認めると心臓マッサージをしたり心臓に直接注射する

 

毎日毎回、その時々観察しドクターが診察、検討治療していく

 

今の世の中、その人に何かが起きた時の対応は事前に話し合いをもたれたり

ご家族のご意向の確認やインフォームドコンセントは行われているけれど

いつもいつも想定内のことばかりではなく

急を要することも多くあります

 

ある時、こんな状況に疑問を感じ医療の残酷さを感じました

自分の意志で生かされているのではなく

医療に生かされている

この人は長期にわたり寝たきりで生かされている

言葉で表現することもできず

自分の意志ではなく、、

そんなとき、人の終末期は本人の思いではなくご家族の思いへの消化も重要なのだと考えました

もちろんご本人の病状の改善や苦痛を取り除く必要はあるけれど

そこに焦点はないかのように感じました

医療を受けるには治療契約が必要です

そんな時

この患者さんは何をして欲しいと思っているんだろう?

そんなことを考え始め

私は家族でなく医療の提供者側の人間であることを自覚しました

医療は提供する側とされる側各々の責任に於いて成り立っているということ

 

そんなことを考えるようになり人の心を学びたくなりました

医療と人の心とのバランスです

患者さん側のして欲しいこと(考え方)と医療従事者の考え方にギャップがあることも感じていましたし

そこを踏まえつつの看護を学びたくなりました

そこから精神科を6年間学び更に死生観を意識するようになりました

人の心の複雑さを垣間見て自分の無知さを知り

もう少し何かをという事で緩和ケア病棟のある病院に転職しました

 

終末期である人生の最大の壁を乗り越えようとした方々の姿は

その人の人生そのもののような感じがしました

人生最期のときをどう過ごされるのか

死に様は生き様です

 

どんな人生もその人の大事な人生

どんな人生であってもその人を他者が評価できることではないことを知りました

 

www.nsmimiwww.com

 

どんな人もその人なりに懸命に生きています

その大事な人生に関わらせて頂くことは貴重な経験ですし多くの学びがあります

 

多くの学びは自分の人生に生かすことができます

 

ナースというお仕事、業務だけを遂行するのではなく意識的に学び取ろうとしていく姿勢で自分の人生も大きく変化していくのではないかと考えます

 

いずれ自分も最期の時を迎えます